おしゃれでバラエティに溢れる笠間焼。
器好きであれば、一度は興味を持って調べたこともあるのではと思います。
しかし、調べてみると一つ問題点が浮上します。
笠間焼が買える場所がなかなか見つからないことです。
ググった結果、「あーもうわからん!」と買うことを諦めてしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、笠間焼を買える場所・手段をお伝えいたします。
笠間への買い出し、日ごろの陶器ショップ巡りやリサーチの集大成ですので、間違いなく参考になると思います。
それぞれのオススメもご紹介いたしますので、この記事を読め、皆様に合った購入手段が見えてくると思います。
ぜひ最後までご覧ください。
- 笠間焼が買える場所がわからない
- オススメの店が知りたい
- 自分にとってのベストな購入手段が知りたい
笠間焼はどこで買える?
笠間焼は以下の手段で購入することができます。
- 現地に行く
- ECサイト(ネットショッピング)
- 個展などの催しに行く
- ショップ
それぞれの手段のメリット・デメリットを以下の表の通り纏めました。
詳細は後述していきます。
メリット | デメリット | |
現地 | 圧倒的な品数 人気作品買える可能性が高め | 移動費・時間がかかる |
ECサイト | 移動費・時間がかからない | 品数が限定的 人気作品は一瞬で売切れる 基本的に送料がかかる |
催し物 | 移動費と時間は少なめ(現地比) 事前リサーチでお目当てを買える可能性高 | バラエティに乏しい (作家単位の催しがほとんど) |
ショップ | 移動費と時間は少なめ(現地比) | 笠間焼取扱店を見つけるのが非常に困難 |
現地に行く
間違いなく、一番オススメは現地(笠間市)に行くことです。
なんでもそうやろ!という声が聞こえてきそうですが、笠間焼の場合は特にです。
というのも、笠間焼は購入ソースが非常に限られているからです。
購入ソースが限られているということは、作品に触れられる機会も少ないということ。
笠間焼の最大の良さである"唯一無二の独創性"は多くの作品に触れてこそ味わえるわけですが、残念ながらその機会は非常に限定的なんです。
しかし現地は違います。
店の数が非常に多いことに加え、品ぞろえが驚くほど多いです。
そのため、笠間焼の醍醐味がしっかりと感じられるというわけです。
現地に行く際の注意点
現地に行く際は車が必須です。
バスやタクシーという手もありますが、窯元やショップが固まった場所にあるわけでありません。
中にはなんでそんなとこに!?みたいなところもあるので厳しいです。
タクシーを捕まえるのも至難の業ですので、貸し切りしない限りはオススメしません。
マイカーがない方は、水戸・土浦あたりにレンタカー店が多くあるのでご利用を検討してみてください。
おすすめショップ3選
数多くある現地のショップの中から特にオススメのものを3つ紹介いたします。
現地に行くならどこも必見ですよ!
① ギャラリー舞台
ゆるぱん大好きなお店です。いい所をまとめると以下の通りです。
① 広々としており、陶器を割る心配から解放される
② 30人以上の作家さんのバラエティーに富んだ作品に触れられる
③ 店主が作家さん・作品の特徴やドラマを丁寧に教えてくれる
特に②は笠間の中でも随一。
③は店主が作家さんと良好な関係を気づいているからこそのものです。
② ギャラリーさら紗
ギャラリー舞台のお隣さんで、こちらもハイセンスなお店です。
ギャラリー舞台ほどではありませんが、作品数はかなりのもの。
個展を頻繁に開かれているのが特徴でおり、筆者が訪れた際も作家さんの方がいらっしゃいました(名前は忘れちゃいました…)
さら紗も舞台もお隣ですので、是非両方行きたいところです。
③ 回廊ギャラリー 門
門の良さは、店舗の広さを活かした圧倒的な作品数の多さです。
名の通り、中庭を囲う回廊がギャラリーになっており、回廊に沿って多くの作品が並んでいます。
中庭も和の趣が満載で、店内がオシャレなのも魅力的。
笠間焼等の陶器はもちろんのこと、鉄器や木器もあるのが面白い点。
常時開催されているレベルで個展も盛んなのもいいですね
後述する「表参道 門」とは姉妹店です。
陶炎祭(ひまつり)に行くのもオススメ!
もしショップ間の移動を省きたいなら、陶炎祭(ひまつり)に行くこともオススメです。
毎年GWに笠間芸術の森公園で開催されており、毎年50万人が訪れる大人気の陶器市です。
200名以上の作家さんが出品されるので、より多くの作品に触れられるし、作家さんと話すチャンスもあります。
笠間が一丸となった魂溢れるイベントですので、より笠間焼を好きになるきっかけになるかもしれません。
ECサイト(ネットショッピング)
次におすすめはネットショッピングです。
言うまでもありませんが、簡単手軽に作品を見ることができるし、移動する手間もかかりません。
また後述しますが、笠間市以外で笠間焼の取扱店を探すのは至難の業。
時間と労力とお金をかけてぐるぐるとショップを見て回るより、はるかに効率的なんですね。
ただ、ネットショッピングには以下の通りデメリットも多いです。
① 笠間焼という単位で買えるサイトはかなり少ない
② 人気作品は一瞬で売切れる(ほぼ買えない)
③ 送料がかかる
②、③については仕方がありませんが、①については検索単位を作家さんに変えることで、多くの作品を見ることができるようになると思いますので、ぜひ一度試してみてください。
笠間焼が買えるサイト
①KASAMAYAKI PORTAL SITE
このサイトはオンラインショップではなく、作家さんの運営するECサイト向けのポータルサイトです。
15人もの作家さんのECサイトへ飛べます(2022年7月現在)。
それ以上にこのサイトのいいところは、笠間の作家さんの紹介が見られる点です。
69人とかなりの作家さんの紹介を、作品と共に見ることができますので、雰囲気が合いそうな作家さんの名前をメモって、ネット検索やインスタグラムで詳細を調べに行くという使い方がいいかもしれません。
②笠間陶芸ショップ
笠間焼陶芸販売協同組合に所属の窯元・陶芸作家の商品を販売しているサイトです。
KASAMAYAKI PORTAL SITE ほどではありませんが、それなりの数は取り揃えられています。
③笠間焼 あじさい工房
こちらは個人の工房のサイトです。
青をテーマにした器を作陶されています。
こだわりの青の風合いはとてもきれいで美しいですよ。
個展などの催しに行く
笠間焼の作家さんは人気な方も多いので、特に都心では頻繁に個展が開かれています。
注意が必要なのは、笠間焼という単位での催しはほぼないことです。
あくまで作家さん単位。
なので、先にネットやSNSで気になる作家さんを見つけ、個展が開かれていないか調べるという順序になります。
多くの作家さんはInstagramをされており、そこで出品情報も発信されていることが多いので、是非探してみてください。
個展はネットでは売切れてしまっている作品も買える可能性が高いので、是非一度トライしてみてください。
ショップ
最後にショップですが、現時点で笠間焼が確実に置いてあるショップは"表参道 門"の1店舗しか知りません。
「現地に行く」で紹介した回廊ギャラリー 門の姉妹店です。
笠間の作家さんによる個展も随時行われるので、定期的にチェックしてみてください。
それ以外は、たまに見かけることはあるものの、ショップも商品が入れ替わっていくので、常にあるとは限らないのが難しい所。
探し方としてはかなり非効率なので、あったらラッキーくらいに思っていた方がいいです。
まとめ
これまで笠間焼が購入できる場所を、オススメとともに紹介してきました。
個人的には、笠間焼の良さを存分に味わうためにも、一度は現地に行ってほしいと考えています。
器に興味がなかった人でも、グイグイ引き込んでくる笠間焼の魅力にハマると考えています。
笠間焼の魅力については、過去記事で熱く語っておりますので、そちらも合わせてご覧ください。
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