【最強の肉焼き器】岩鋳 プロアルテ グリドルパンをメリット・デメリット交えて徹底レビュー

インフレで物価が上がり、こんな悩みを抱えている方が増えています。 

インフレでなかなか外食できない…
でも美味しい肉料理が食べたい…

今回レビューするプロアルテ グリドルパンはこの悩みを解決してくれます

外はカリっと中はジューシー、そして炭火焼きのような芳ばしい香り…
こんなお店のような肉料理が家で簡単に作れます

もちろん肉料理に限らず、焼き魚や焼き野菜など、焼き料理ならなんでもいけちゃう。

ほんと?なんでそんなことができちゃうの?と思った方はぜひこの記事を最後までご覧ください。
疑問の答えを、2年半の使用経験をもとにした実際のレビューと共に解説します。

この記事を読んでわかること
  • プロアルテ グリドルパンのメリット、デメリット
  • プロアルテ グリドルパン vs 普通のフライパンでの仕上がりの差
  • プロアルテ グリドルパンを買うべき人

プロアルテ グリドルパンの購入を検討にあたって参考になると思いますのでぜひ最後までご覧ください。

正式名称は「ジャパンブランド グリドルパン」ですが、本稿では「プロアルテ グリドルパン」と記載します(そちらの方が一般的と判断)。
また以降、適宜プロアルテと略称します。

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目次

プロアルテ グリドルパン購入のきっかけ

美味しい肉料理を家でお安く食べたい
この欲望が購入のきっかけ。

美味しい肉料理に惜しみなくお金を注ぎ込んできた我が家ですが、子供の誕生と共に家計の見直しを開始。
将来を考え、外食を極力抑えることにしました。

例えば焼肉の場合、お店で良い肉を食べようと思うと1人5,000円はかかります。
一方家なら百貨店で高級肉を買っても、1人2,000円程度で済みます。
満足感を下げずに節約できるなら最高ですよね。

しかしお店なみの焼肉を家で作るのは至難の業
油でべちゃっ、中はパサパサ、いくら肉の質がよくてもこうなりがちです。
炭火で焼いた芳ばしい香り、これもおうち焼肉では難しい…

そんな中で出会ったのが、プロアルテ グリドルパン。
南部鉄器のもつ蓄熱性で外はカリっ、中はジューシー、そして炭火焼きの香りがつくとのこと。
半信半疑ながらも、南部鉄器の底力に掛けてみることにしました。

【結論】扱いにくさはあるが、誰でもお店並みの料理を作れる銘品

2年半使った経験を基に結論から申し上げます。

プロアルテ グリドルパンは、重い・お手入れしにくいといった不便な点はありつつ、そんなこと吹き飛ぶほど最高に美味しい料理を作れる銘品です。
コロナ禍で外食できない日々が続いたとき、プロアルテを使ったお家焼肉や焼鳥を食べて「これもうお店行かなくてもいいんじゃね?」と思ったほど。

なので、簡単に最高のグリル料理を作りたい!という方には非常におすすめです。

この記事では主観的な感想だけでなく、比較実験を交えながらできる限りその美味しさを客観的に伝えていきますので、楽しんでいただければ幸いです。

岩鋳 プロアルテ グリドルパンのデメリット

プロアルテ グリドルパンの特徴をメリット・デメリットに分けて簡単にまとめます。
詳細はレビューをご確認ください。

岩鋳 プロアルテ グリドルパンのデメリット

先にデメリットをご紹介します。

  • 重い
  • お手入れがしにくい

重い

プロアルテの重量は3.0kgと重いので、持ち運びがしんどく感じるかもしれません。

ただ、この重さは蓄熱性の高さという大きなメリットも生み出しています。
詳しくはメリットパートで後述します。

お手入れがしにくい

お手入れのしにくさがプロアルテ最大のデメリット
グリルパンの特徴である凹凸の焼き目が曲線になっていることが要因です。

曲線の焼き目は料理の見栄えを良くするメリットもありますが、お手入れの観点でいえばデメリットです。

岩鋳 プロアルテ グリドルパンのメリット

次にメリットです。

  • お店レベルに美味しい料理が簡単に作れる
  • 料理の見栄えがよくなる
  • 耐久性抜群

お店レベルに美味しい料理が簡単に作れる

プロアルテを使うと、感動するレベルの料理が簡単に作れます
具体的にどう美味しいかというと以下の通り。

  • 外はカリっ、中はふわっとジューシー
  • 炭火焼のような燻された香り

なぜ美味しい料理が作れかは後述します。

料理の見栄えが良くなる

プロアルテはグリルパン特有の凹凸の焼き目が曲線になっています。
曲線効果で料理が芸術的な見た目になり、食卓が一気に華やかに!

ちなみに凹凸が曲線になっているグリルパンはプロアルテだけです。

耐久性抜群

プロアルテは鋳鉄製なので耐熱性は抜群
また持ち手も溶接部がなくシームレスに作られているので、溶接部から破損することもありません

よほどのことがない限り壊れませんので、一生使い続けられます。

岩鋳 プロアルテ グリドルパンの基本情報

レビューに入る前にプロアルテの基本情報をまとめます。
岩鋳社の他のグリルパンとの比較も載せているのでよければ参考にしてください。

岩鋳製の他商品との比較

岩鋳製のグリルパンは3種類あります。
何が違うの?と感じる方に向けて、それぞれの違いについて簡単に解説します。
(焼き目の凹凸が曲線か直線かの違いは共通なので割愛)

プロアルテ グリドルパンオイルプレートグリルグリルパン
サイズ(cm)
上段:外径
下段:内径
W 22.7×L 35.8×H2.0
W 22.7×L 22.7×H2.6
W 35.5×L 25.0×H 2.5
W 27.5×L 23.5×H 2.0
W 25.5×L 25.5×H 6.0
φ 24.5×H 1.9
重量3.0kg2.8kg1.7kg
対応熱源ガス・直火・IHなどガス・直火ガス・直火・IHなど
持ち手鋳鉄鋳鉄
価格(定価)14,30010,450円8,250円
オイルプレートグリルとの主な違い
  • 対応熱源
  • 持ち手の形状

プロアルテはIHもOKですが、オイルプレートグリルはNG。
持ち手はプロアルテが片手持ちなのに対し、オイルプレートグリルは両手持ちです。
また焼き目の凹凸が面一杯にあるプロアルテに対し、オイルプレートグリルは隅の方にはありません。

肝心のグリル性能は重さも厚みもほぼ同じですので違いはないと思います。

上記の違いを許容できるなら、価格は少しお安めですのでオイルプレートグリルでもいいかもしれません。

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グリルパン(木柄)との主な違い
  • 焼き面の形状(丸か四角か)
  • 蓄熱性
  • 持ち手の素材

焼き面の形状は見た目の通りなので割愛します。

蓄熱性は厚みも重さもプロアルテほどではないので、どうしても劣ります。
その分扱いやすいので、どちらを取るかですね。

また持ち手の素材が木なので、熱くなりません。
ただその分、耐久性は劣るので長く使いたい方はプロアルテの方が良いかもしれません。

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スタイリッシュな外観だから出しっぱなしでもOK

ここから詳細なレビューに入っていきます。
まずは外観から。

グリルパンの特徴である凹凸の焼き目が曲線になっています。
南部鉄器らしい重厚感がありつつも、この芸術的な曲線くり抜かれた持ち手によってスタイリッシュかつ軽やかさが感じられます。

白い部分は使い込んでいるため。新品はしっかり黒いですよ

裏面には「NAMBU TEKKI IWACHU Made in Japan」の印字が。
伝統ある南部鉄器の証が所有欲を掻き立てます。

見た目が非常にオシャレなので、我が家では吊り下げて出しっぱなし収納にしています。
商品そのものだけでなく、インテリアも引き立ててくれますよ。

持ち手がシームレスだから耐久性抜群

持ち手の構造は商品の耐久性に直結します。

多くのグリルパンは持ち手と本体が溶接されていますが、溶接個所が腐食・破損するのはよくある話。
特にグリルパンは本体が重いので、溶接強度が弱いと破損の可能性が高まります。

プロアルテはその点鋳鉄製のため持ち手がシームレスで強度は抜群
持ってみてるとわかりますが、破損の可能性は皆無といっていいです。

長く大事にモノを使いたい方にはうってつけです。

片手で持つのはきついほど重い。けどメリットも

デメリットの一つにも上げましたが、プロアルテ グリドルパンは3.0kgとかなり重いです。
片手仕様の持ち手ですが、片手で持つのは鍛えている人でもきつめ。

写真の通り手の血管が浮き出るくらいに重いです。
調理時に動かすことはないのでそこまで気にはなりませんが、特に女性は運ぶだけでも少し気を遣うかもしれません。

ただ、裏を返せばとてつもなく頑丈です。
どんな衝撃でも壊れないでしょう。

またこの重さがあるから美味しい料理を作れるので、重さで買うのを諦めるのはもったいないです。
詳しくは後述します。

お手入れのしにくさが最大のデメリット

プロアルテ グリドルパンはお手入れのしにくさが最大のデメリットだと感じています。
要因は以下3つです。

  • 重さ
  • 曲線になっている焼き目の凹凸
  • 焼き面の大きさ

詳細は後述します。

なお、ここでいうお手入れは油ならしと日々の手洗いのことを指します。
油ならしってなに?と思った方は過去記事を参照してください。

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重さ

上述の通りプロアルテは3.0kgと結構の重さです。

重いから片手で持って洗うのは難しい

洗う際はシンクに置いて洗うことになりますので、シンクが小さいご家庭は注意してください。
また食器の上に落とすと間違いなく割れるので、シンクを空にしてから洗った方がいいです。

油ならしにはハケの使用がおすすめ

油ならしで油を全体に行き届かせる際も、持ち上げて傾けることで油を回すのはきついです。
写真のように百均でハケを買って塗ることをオススメします。

曲線になっている焼き目の凹凸

凹凸の焼き目によってお手入れがしにくくなっています
ただでさえ凹凸の焼き目によってグリルパンはお手入れがしにくいのに、プロアルテはなおさらです。

写真の通り、曲線に沿ってブラシを動かす必要があります。
そうしないと溝の汚れが落ちませんからね。

もちろん油ならしも同様です。
洗うのに比べればマシですが、やはり普通のグリルパンと比べると面倒だと思います。

焼き面の大きさ

プロアルテは鋳鉄製のため、洗い終わったらサビ防止のため水を飛ばす必要があります。

しかし写真の通り焼き面が大きく熱が四隅に伝わりづらいので、水が蒸発するまでに結構時間がかかります。

時短にはピンポイントで加熱する必要がある

早く蒸発させるにはこのようにプロアルテを動かして、四隅を直接加熱する必要があります。
これも結構めんどくさく感じる点です。

家でプロ並みの料理ができる(比較実験あり)

プロアルテ グリドルパンの最大のメリットです。

本当にこれだけで買ってよかったと思えるレベルの料理が作れます。
具体的に何が違うかは次の通り。

プロアルテ グリルパンで作る料理はここが違う!
  • カリっ、フワっ、ジューシーに仕上がる
  • 炭火焼のような芳ばしい香りがつく
  • 曲線の凹凸で見栄えがよくなる

詳細は後述します。

カリっ、フワっ、ジューシーに仕上がる

カリっと仕上がるのは、余分な油が凹凸の溝の部分に流れることによるもの。
ただこれは他のグリルパンでも同じ。

プロアルテの真骨頂は「フワっとジューシー」の部分
普通のフライパンとはまるでレベルが違います。
一口噛めば柔らかさと押し寄せてくる肉汁の量で違いに気づけるはずです。

これはプロアルテの強みである蓄熱性の高さが発揮されてのこと
デメリットに重さを挙げましたが、蓄熱性は重さに比例するので同時にメリットも獲得していたんです。

蓄熱性が高いとなんでジューシーになるの?

  • 蓄熱性が高いと…
    温度変化が起きにくくなる
  • 温度変化が起きにくいと…
    →食材をムラなく加熱できるから火の通りが早くなる
  • 火の通りが早くなると…
    飛ぶ水分量(肉汁)を抑えられるからジューシーに仕上がる

ただ文字でいくら書いても想像がつかないと思うので、今回は比較実験をしてみました。

比較してわかるその凄さ

「美味しいよ!」といくら連呼しても、ほんまかいな~と思いますよね。
そこで目で違いを実感してもらうべく、他のフライパンとの比較実験をしてみました。

左から鉄のフライパン、プロアルテ、テフロンパン

〔実験の前提〕

  • 鉄のフライパン、テフロン(アルミ)と比較
  • 材料は鶏もも肉(厚みは3cmで統一)
  • 焼き面を加熱後、両面1分ずつ焼く
  • 火加減は終始中火

結果、驚くほどの違いが出ました。

フワっ、ジューシー度
左からプロアルテ、鉄パン、テフロン

写真は焼いた後の肉の断面の比較です。

わかりづらいかもしれませんが、プロアルテが最もフワッとした焼き上がりになっています。
材料から水分が抜け落ちず、うまみがしっかり材料に残っているからです。

実際に食べると違いがより明確になります。
テフロンのものはパサつきが感じられる一方、プロアルテのものは噛んだ瞬間に肉汁が流れ出て、フワっとした肉感が楽しめます。

ジューシーさは正直圧倒的です

カリカリ度
左からプロアルテ、鉄パン、テフロンパン

カリカリ度の違いも載せておきます。

テフロンと鉄パンは皮目がヘニャっとしています。
一方プロアルテは焼き目もついてカリッカリです。

目を瞑って食べたら、一緒の物を食べているとわからなくなるほどに違うと思います。

炭火焼のような芳ばしい香りがつく

プロアルテで初めて調理をすると、その香りに驚くと思います。
炭火で焼いたわけでもないのに、燻された芳ばしい香りがするんですから。

この香りが料理を一気に店並みにしてくれるんです。

なんでそんな芳ばしい香りがつくの?

食材の脂が凹凸の溝に落ちて高温となった鉄板に触れると、脂が一瞬で蒸発し煙となって食材につくからです。
鋳鉄製で高温に強いプロアルテだからこそ成せるわざ

左の写真の左上、よくみたら煙が確認できます

残念ながら香りはどうしてもお届けできませんので、雰囲気で感じてもらうべくある日のお家焼鳥の写真を載せておきます。

炭火で焼いたような風味、ぜひ味わっていただきたいです。
味わったが最後、「え、これもう店行かなくてもよくね?」と感じるはずです。

曲線の凹凸で見栄えがよくなる

ある日作ったチキンステーキ

グリルパンは凹凸の焼き目が肉につき、一気に本格的な見た目になるのが特徴。

プロアルテは凹凸が曲線になっているので、芸術性が加わりさらに食欲をそそります

味さえよけりゃ見栄えはどうでもいいけどな…

いろんな意見があるでしょうが、見栄えも味の一部だと思います。
同じ料理でもぐちゃぐちゃに盛られたものと綺麗に盛り付けられたものでは、後者の方が美味しく感じるはずです。

同様に見た目がよければ脳がポジティブに味を変換し、美味しい!と感じさせてくれるはずです。

ミートプレスの同時購入がおすすめ

この記事を見てプロアルテを買おうと思った方には、併せてミートプレスの購入をおすすめします。
理由はより美味しい料理が作れるからです。

違いは簡単に言うと以下の通りです。

  • 食材の焼き縮みが防げる
  • 焼き目が満遍なく綺麗につく
  • 接地面積が大きくなり熱の通りが早くなる

どれほど違うかは別記事で解説予定ですが、興味を持たれた方は是非一度調べてみてください。

私はウルシヤマ金属のものを使っています。
ステンレス製でお手入れがしやすい、家庭で使うのに絶妙なサイズ、手ごろなお値段とデメリットがあまり見つからないほどの銘品です。

商品リンクを貼っておくので気になった方は覗いてみてください。

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【まとめ】日々の食卓に特別感を

これまで述べたようにプロアルテ グリルパンは不便さがありつつも、本当に美味しい料理が作れます。

日々の食卓はどうしてもマンネリになりがち。
たまには特別な料理をしたいけど、めんどくさい…
こういう時にプロアルテを使って肉を焼くだけで特別な食卓を演出できるのは本当に大きいです。

事実、我が家の食卓はプロアルテを買ってから楽しくそして格段に美味しくなりました。
同じような想いを抱えている方は是非一度購入を検討してみてください。
他に気になることがあればコメントでお気軽にお尋ねください。

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