「つわり」は妊婦にとって最も辛いものの一つ。
そのため、つわり期間中はパートナーによるサポートが特に重要となります。
特に「食」は毎日のことで妊婦の健康に関わることなので、より厚いサポートが必要です。
しかしパートナーにつわりの辛さはわからない。
初めての妊娠サポートならなおさらです。
そこで今回はつわりピークの妻をサポート中のゆるぱんが、経験を基につわり時の食事の心構えをお伝えします。
つわりの症状は人それぞれですが、知っておいて損はありません。
ぜひ最後までご覧ください!
- 初めての妊娠サポートで不安
- つわり期間の妊婦の食生活を知りたい
- つわりの食事で大切なことを知りたい
つわり時の料理の心構え
つわり期間中、体調の変化はもちろんですが、食生活が驚くほど変わります。
その前提で私が思う心構えは以下の通りです。
- 食べちゃダメなものを知る
- 献立は立てられない
- とにかく手早く作る
- 食べられるものを作る
食べちゃダメなものを知る
これは妊娠発覚時に確認すると思いますが改めて。
細かく書くとキリがないので、ざっくり記載します。
食べ物 | 理由 | 例 |
生肉・生卵 | サルモネラ菌、トキソプラズマによる感染症リスク | ユッケ、肉刺し、レアステーキ等 |
非加熱加工食品 | 〃 | 生ハム、ローストビーフ等 |
非加熱チーズ | リステリア菌による感染症リスク | 各種チーズ |
アルコール | 「胎児性アルコール症候群」となるリスク | アルコールドリンク、アルコールを含んだ調味料(そのまま使う場合) |
いずれもはイメージつきやすいと思います。
唯一注意したいのがアルコールを含んだ調味料。
酒、みりん、白ワインなどです。
火にかけてアルコールを飛ばすなら大丈夫ですが、そのまま使うとアルコールを摂取してしまいます。
例えば、副菜の代表格「ほうれん草のお浸し」は、酒やみりんを加熱せずにそのまま使うので注意が必要です。
献立は立てられない
つわり期間中、献立は立てられないと考えた方がいいです。
その理由と対処法を具体例を交えて説明します。
※個人差がある点はご了承ください
食べられるものは1日の中でも変わる
つわりのときは食べられるものがコロコロ変わります。
日ごとにではなく、1日の中でも変わったりします。
ある雑誌のアンケート調査では、"つわりが最も辛いのは夕方以降"であることが示されています。
なので、朝昼は食べられるのに夜は全然ダメなんてことは普通にあります。
私の妻も昼は割と食べられるけど、夜はほぼ無理という感じです。
なので、ある時の食事を見て「これは食べれるんだな。なら作り置きしよう」
と見込みで作るのは危険です。
もちろん、献立を組んで食材を予め買うのも避けた方がいいです。
見込みが外れると、最悪捨てることになりますから。
対処方法
ではどう対処するか?
"その時食べられるものをすぐに出せる体制を整える"
具体的には、食べられるものをリストアップし、そのうち数種類を常に作れる体制を整えておくことです。
もう少し詳しく、我が家を例に説明します。
具体的な対処方法(我が家を例に)
うちの妻は吐きづわり食べづわり両方あり、つわりの程度がひどいほうだと思います。
その中で食べられるものとダメなものは、ざっくり以下の通りです。
<OKなもの>
・フルーツ全般
・甘いお菓子(グミ、ゼリーなど)
・辛いもの(唐辛子系)
・さっぱりしたもの(麺類、雑炊等)
<NGなもの>
・肉全般
・焼き魚(煮魚は物によってOK)
・脂っこいもの(炒め物、バター使用料理等)
上記を踏まえ、まず甘い軽食を常備しています。
具体的には、フルーツ、飲むゼリー、グミ、アイスなどです。
次にしっかりしたご飯は、以下をいつでも作れるよう食材を常備しています。
うどん、雑炊、クッパ、フォー、スープ類、パスタ
いずれもやり方次第で保存が効くもので作れるので、食材をロスすることもありません。
(具体的なレシピは別記事で紹介予定)
くどいですがこれはあくまで我が家の例です。
ご家庭によって事情は異なるので、夫婦でしっかり話し合って体制づくりをしてください。
難しいリクエストでも今は冷凍食品も充実してるし、大抵は叶えてあげられると思いますよ
とにかく簡単に手早く作る
100点の料理ではなくスピード重視で作る方が絶対にいいです。
これには理由が2つあります。
- 食べづわりの早期解消
- タイミングを逃すと食べられなくなる
食べづわりの早期解消
空腹による気持ち悪さは辛いものです。
これは何か口にしないと解消されないので、ささっと作る必要があるわけです。
料理ができるまでに、軽食を食べさせてあげるのも一つの手です。
タイミングを逃すと食べられなくなる
激しい体調変動の中で、「食べたい!」と感じる瞬間は本当に貴重です。
その瞬間を逃すと、食べられない状態に逆戻りすることがあります。
そうならないために、スピード重視でいきましょう。
食べられるものを食べさせる
お腹の子供のためにも、栄養ある食事を作ってあげたいと思いますよね。
私も基本的にはそう考えています。
ただ、つわりの時は別。
つわりの時は偏食になりがちで、食べられるものが限られるので。
食生活が心配になると思いますが仕方ないです。
とにかく食べてもらうことを最優先にしましょう。
結局、大事なのは思いやりと会話!
これまでの内容をまとめると以下の通りです。
- 食べちゃダメなものを知る
➢アルコールを含む調味料に注意 - 献立は立てられない
➢いつでも望むものを作れる準備を - とにかく手早く作る
➢タイミングを逃すと食べられなくなる - 食べられるものを食べさせる
➢栄養は二の次
食べちゃダメなもののように、最低限知っておくべきことはあります。
それ以外はサポートにあたり、妻と会話する中で得た知見です。
つわりの症状は人それぞれ違いますので、上記以外で重要なことが出てくるかもしれません。
そんな時もパートナーとしっかり会話ができていれば、対処できないことなんてありません。
あとは思いやりの気持ちが、行動に移してくれるはずです。
つわりの辛さはサポート側にはわからないもの。
くれぐれも、自身の主観だけで行動してパートナーのストレスを溜めるようなことがないようにしてくださいね!
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